今日は夕方、知り合いに頼まれて、教員採用試験の二次試験を受ける男子学生の模擬授業にアドバイスをしました。
教員採用試験の受験者が減っているこの頃、教師になりたいと志願し、採用試験に向けて助言をもらいたいと願う学生の応援しないわけがありません。実は、論文の書きぶりも何度かアドバイスしていた子でした。無事に一次試験を通過し、二次の模擬授業を見るのも二度目です。
教材の工夫がとても面白く、ナイスアイディア!センスを感じます。一回目に見たときには、その教材を使いこなすのに精一杯で、なかなか視線が児童の方に向いていないのが課題でした。今回は、しっかりと児童を見ています。大きな進歩に感動しました。
若い先生の授業を参観するときに、時々感じるのが、「あなたは子どもを本当に見ていますか?」ということです。子どもは、自分の発問の意味を捉えられただろうか?この学習活動に興味をもてただろうか?他にどんな言葉を投げかけたら分かってくれるだろうか?子どもたちの目、表情、姿勢からそれをつかむことができるはずです。ところが、子どもをしっかりと見ていない場合、子どもが発する訴えをキャッチすることなどできません。あなたが見ているのは、今日進めようと決めていた自分の定めたゴール?とたずねたくなってしまいます。
練習の成果とは言え、子どもの目を見ること。しっかりできたことはとてもうれしかったですし、これからもこの感覚を持ち続けてほしいと思いました。
他にもたくさんよかった点をほめまっくって、彼を送り出しました。キミなら絶対に大丈夫!
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