あと953日!人間ドックで学んだこと②2024.8.21

人間ドックで、ちょっとしたストレスは、採血です。まず、怖がりのわたしは、注射針が自分の腕を刺す様を見ることができません。おまけに、看護師さんによっては、針を刺す角度の違いなのか、血管の見つけ方なのか、軽く感じるときもあれば激痛に感じることがあるからです。採血ブースにいるどの看護師さんに当たるのだろう…。上手な人に当たりますように!と祈ります。

さて、今日は私の順番の前の方の姿を見て、あれ?と思いました。人間ドックに訪れた誰もが、清潔な検査着を着ているのに、私の前の方は、なぜか作業着。病院という場所で、感染にも配慮しながら過ごす空間でなぜ?と思い、違和感さえももちました。

そして、私の採血の番になり、作業着の方の隣に座りました。そこで聞こえていたのは、看護師さんが丁寧に謝罪する言葉でした。自然に入ってくる言葉から、事情が分かってしまったのですが、どうやら、作業着の方は一日ドックが終わってご自分の仕事に向かう途中に、病院側の不手際で採血を再びするために、呼び戻されたという事情のようでした。

作業着の方は、何度も謝る看護師さんに、迷惑そうなそぶり一つせず、もう現場に着きそうだったけど来られてよかった!と答えているではないですか…。

日々、時間に追われている自分だったら、再び呼び戻されて再び採血をされるなんて、強烈なストレスになることでしょう。この方のような対応ができる自信がありません。相手の方の失敗を許すどころか、温かい対応でお互いが気持ちよくこのアクシデントを乗り越える姿に、度量の大きさを感じました。時短や効率が優先されがちな昨今ですが、心の余裕をもっていたいと反省しました。

なぜ作業着で?と、一瞬でもよい感情をもてなかった自分の小ささに、穴があったら入りたくなりました。

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