夏休み中で、子どもたちとのエピソードを書くことが難しいので、しばらくの間はこれまでの教師生活の歩みを思い出したいと思います。
大学4年の夏に受けた教員採用試験を無事にパスして、卒業してすぐに小学校の教員に採用されました。
初任校は、母の出身小学校。地域には親戚がいたこともあり、不安な気持ちはあまりなかったように思います。
しかし、講師経験もなく、それまで黒板に向かって過ごしてきた長い日々から、突如黒板を背にすることになるのです。自分は何も分からないんだ…という怖れはありました。
3日間の春休み期間を経て、始業式を迎えることになるのですが、その3日間で先輩たちから学ぶことはたくさんありました。まず、ご飯をゆっくり食べていてはいけない!という教えです。昼食をみんなで食べていたとき、私があまりにものろのろのんびりと箸を進めるので、「この子、大丈夫?」と心配されることになってしまったのです。「給食が始まれば、指導もしなきゃいけないし、ノートの丸つだってあるんだよ。そんなスピードで食べていたら、絶対に間に合わない!」と笑われました。
今はかなりの早食いになってしまい、給食時間にたくさんの仕事をこなせるようになりました。先輩たちとご飯を食べることで、その後もたくさんの教えをいただくことができました。
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