今日も、夏休み中の職員室の様子から思ったことを…。
今日は、職員室で指導案検討会をしているグループがありました。研究主任が中に入り、研究の方向性からそれないように、アドバイスをしてくれています。
しかし、授業者はみんなの言葉に納得できない様子で、その場の雰囲気もすこし堅くなっていきます。研究主任も言葉を選びながら助言していました。この研究授業は、秋に行うものですが、先生たちはこんなふうに夏休み中も、二学期の授業について意見を戦わせているのです。
私にとって、授業づくりはとても楽しいものでした。どうすれば、子どもの心が動くだろう?どうすれば子どもは授業を楽しめるだろう?そのしかけづくりに魅力を感じてきました。とは言え、苦しい時間ももちろんあります。特に、構想のはじめの段階のもやもや感。そして、構想がある程度固まった頃に、一貫性がないのでは?これでよいの?と自分にだめ出しをする瞬間…プランを全てやり直します。授業づくりは、自分自身との戦いの時間が多くあるのです。
そんなときに、周囲の先生たちに相談して、ヒントをいただいたりすることで、新たな景色が見えてきたものです。たとえ解決できなくても、自分の迷いを話すことで自分自身で解決の糸口を見付けることができたこともあったように思います。
職員室で、納得できない表情の先生に、「大丈夫!あなたのためにみんなは知恵を絞っているだけだよ!」「全てを受け入れなくていいんだよ!あなたが納得できるものを選び取ればいいんだよ!」「感謝の気持ちで意見を聞けるといいよね!」「この悩んでいる時間こそがスキルアップのチャンス!」と声をかけたくなりました。
実際にこのことを話すのはもうちょっと後にしようと思い、心の中でエールを送る夏休みの午後になりました。
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