世間では、夏休みに学校の先生たちは何をしているのだろう?と思われている方もまだまだいらっしゃるかもしれません。子どもたちは登校していませんが、先生たちはそれぞれ熱心に仕事をしています。
若い頃から、この方は仕事ができるなあ…と感じてきた先生たちの中に、長期休業中に教室や職員室の身の回りをきっちりと片付け、機能的に整える方がいました。
とにかく、日々の先生たちの仕事量は非常に多く、出勤してから帰宅するまで、次から次へと業務をこなします。読み終えた資料をファイリングする一手間をあと伸ばしにしたら最後、使いたいときに出せない…という情けないことが私にも多くありました。また、一つのことに取り組んでいる最中に同僚からもちかけられる相談、児童のトラブル発生…一度に五つも六つものことがらを平行しながら物事を進めていくので、いつか自分はミスするのではないかというおそれを抱いていた時期もありました。
夏休み中も、マルチタスクで向かわなければいけない場面は多くあありますが、心の余裕は十分にあります。そんな今日、教室で教卓周りの整理整頓に取り組んでいる先生を発見しました。一学期の教材・教具を一つ一つ手に取りながら、指導を振り返っているのかな?次に生かせる指導を考えているのかな?さすが!と思いました。
この方は、一学期の授業準備のとき、以前同じ学年を担任していたときの資料やプリントを同学年の先生に「よかったら使ってみて!」と快く提供していました。こうやって、長期休みにしっかりと見直し、整備をすることで、指導の蓄積や進化を遂げることができるのだな!と思いました。本当にすばらしい先生です。
…というわけで、私も校長室の整理にいそしむのでした!
コメント