保護者のお母さんたちと学校外で話す機会が時々あります。そんなときには、学校でお会いするときよりも本音が聞けることが多く、率直な言葉に納得することが多くあります。昨日に続き、お母さんたちとの会話から考えさせられることを紹介したいと思います。
今日は、授業参観について…。「どうして、授業参観って発表型のものが多いんですか?わたしたち、毎日やっている普通の授業が見たいんですよね。おうちの人と一緒にやりましょう!っていう参加型のもよくない。先生と子どもたちが毎日どんな授業をしていて、子ども同士がどんなやりとりをしているのか、そういうありのままの姿を見たいんですよ。練習を重ねて立派にやるところとか、親が子どもの手伝いをするとか、そういうのを望んでいないんです!」
こういうことばをいただくことが多いのです。もちろん、発表型や参加型の授業を楽しみにしている人もいるとは思います。しかし、保護者のみなさんは、ありのままのk子どもの姿を見たいんだという思いは、十分に理解できます。
自分が学級担任だったときを振り返ると、優先していたことは、全員に発表のチャンスがあること、子どもも親も楽しい一時間になるような楽しいしかけをすること…教材選びや発問の工夫、親も子も一緒に考えることができたりほっこりできたりする時間にすることだったと思います。特に、4月は先生はどんな人なのか、新しいクラスで我が子は楽しい学校生活を送ることができそうなのかと、保護者のみなさんも期待と不安で来校しますので、安心して帰っていただきたいからです。
保護者のみなさんに、学校で生き生きと過ごす子どもたちの様子を見ていただけるように、授業参観の在り方も工夫していきたいものだと思います。
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